令和元年(2019)5月13日[月]〜17日[金]までの5日間、金刀比羅本教総本部にて、「第53回金刀比羅本教教師養成講習会」を開催いたしました。全国の布教所・教会所などで信者を教化育成する教師を養成するため、毎年開催しています。
「こんぴらさん」の信仰発展の大きな理由は、主に2つあります。1つ目はその権威です。金刀比羅宮は、金毘羅大権現であった江戸時代、慶安元年(1648)に朱印地、宝暦3年(1753)に勅願所、安永8年(1779)に幕府祈願所となり、3重の権威で支えられました。
2つ目は教祖の尽力です。金毘羅大権現第4代の別当職 金剛坊宥盛(厳魂彦命)、即ち教祖は、遠く東北地方まで国内を巡り、金刀比羅大神様の御神徳を広め、且つ多くの人々の救済に生涯をささげました。
そうした信仰発展の過程で、こんぴらさんを信心する人達の集まりが全国各地にできました。「こんぴら講」の誕生です。
「こんぴら講を基礎として金刀比羅大神様と教祖 厳魂彦命の恩頼(みたまのふゆ)をより多くの人々に受けていただき、教祖の教えを後世に伝えられたら」との思いで、初代管長 琴陵光重(第21代宮司)は、昭和41年(1966)7月17日に「金刀比羅本教」設立の役員会を開き、翌昭和42年(1967)5月3日に「金刀比羅本教立教奉告祭」を御本宮と厳魂神社(奥社)にて斎行し、昭和44年(1969)8月5日に「宗教法人金刀比羅本教」の認証を得るにいたりました。
現在、金刀比羅本数は、二代目管長の琴陵容世(第22代宮司)のもと、金刀比羅大神様を主祭とし、教祖立教の大旨を頂き、布教活動を行っています。
日時 | 第1日目 | 第2日目 | 第3日目 | 第4日目 | 第5日目 |
13日[月] | 14日[火] | 15日[水] | 16日[木] | 17日[金] | |
6時 | 起床・清掃 | 起床・清掃 | 起床・清掃 | 起床・清掃 | |
7時 | 朝祭 | 朝祭 | 朝祭 | 朝祭 | |
8時 | 朝食 | 朝食 | 朝食 | 朝食 | |
9時 | 境内清掃 | 境内清掃 | 境内清掃 | 閉講祭習礼 | |
10時 | 講義 「古事記」 |
講義 「祭具・神饌・御幣由布調整」 |
火焚・鳴動神事準備 御幣由布調整 |
閉講祭 | |
11時 | 受講受付 | 閉講式 修了証授与 |
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12時 | 昼食 | 昼食 | 昼食 | 昼食 | |
13時 | 御本宮正式参拝 白峰神社正式参拝 奥社祈願祭奉仕 |
講義 「六根清浄大祓」 |
講義 「金刀比羅宮例祭」 |
実技 「鳴動神事」 「火焚神事」 |
解散 |
14時 | |||||
15時 | 実技 「祭式」 ・基本反復 ・金幣式 |
実技 「祭式」 ・基本反復 ・金幣式 |
火焚・鳴動神事片付け | ||
実技 「祭式」 ・閉講祭祭式 |
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16時 | 開講祭 | ||||
17時 | 開講式 | 夕祭 | 夕祭 | 夕祭 | |
18時 | 夕祭 | 夕食 | 夕食 | 夕食 | |
19時 | 夕食 | 自習 | 自習 | 自習 | |
20時 | 自習 | ||||
21時 | 就寝 | 就寝 | 就寝 | 就寝 |