金刀比羅宮 | 令和元年 即位礼当日祭・大嘗祭当日祭
令和元年 即位礼当日祭・大嘗祭当日祭

天皇陛下が即位を宣明される「即位礼正殿の儀」が宮中において行われた10月22日[火]、金刀比羅宮では御本宮にて「即位礼当日祭」を齋行、国家・国民の繁栄をお祈りいたしました。神楽殿では「讃岐風俗舞」歌唱・管弦を披露いたしました。

皇居東御苑の大嘗宮において天皇陛下が即位後初めて国の安寧や五穀豊穣を祈る宮中祭祀「大嘗祭」が行われた11月14日[木]、金刀比羅宮では御本宮にて「大嘗祭当日祭」を齋行、神饌田で収穫した稲穂で作った「懸税」(かけちから)などをお奉りし、収穫の神恩に感謝いたしました。祭典では「讃岐風俗舞」舞曲を奏進いたしました。

讃岐風俗舞は、讃岐稲舂歌1曲・讃岐風俗歌1曲・讃岐風俗舞4曲の計6曲から成り、「讃岐風俗舞 一具」とも呼ばれます。この楽曲は、大正時代、讃岐国が主基国(主基田)に勅定された際、宮内省により「主基稲舂歌、主基風俗歌、主基風俗舞」として作られ、大正4年(1915)の大嘗祭の大嘗宮主基田の儀式で奏されました。

本来これらの楽曲は、天皇陛下御即位にあたり、一代に一度限り奏進されるものですが、金刀比羅宮ではこの記念の歌舞をそのまま失くしてしまうのは惜しいと考え、当時の金刀比羅宮の職員が宮内省楽師に教えを受け楽曲を修得し、以来、伝承しています。

讃岐風俗舞の詳細は、大嘗祭当日祭にてご参列の皆様に配付しました資料「大嘗祭・悠紀・主基と、讃岐風俗舞について」をご覧ください。

資料「大嘗祭・悠紀・主基と、讃岐風俗舞について」

また、即位礼当日祭と大嘗祭当日祭の両日とも御本宮前に「天皇陛下御即位奉祝記帳所」を開設いたしました。多くのご参拝の皆様がご記帳してくださいました。

【即位礼当日祭】

【「讃岐風俗舞」歌唱・管弦披露】

【大嘗祭当日祭】

【天皇陛下御即位奉祝記帳所の様子】