金刀比羅本教

金刀比羅本教の本部

古くから金刀比羅宮は全国の人々の厚い信仰を集めてまいりました。

金毘羅信仰の発展の理由の一つは、金毘羅大権現が慶安元年に朱印地、宝暦3年に勅願所、安永8年に幕府祈願所となり、この3重の権威で支えられたからです。

もう一つの大きな理由は、第4代の別当職 金剛坊宥盛(厳魂彦命)、即ち教祖が、金毘羅大権現でのご奉仕のかたわら遠く東北地方まで国内を巡り、金刀比羅の大神さまのご神徳を広め、多くの人々の救済に生涯をささげたからです。

初代管長 琴陵光重は、全国各地の「ことひら講」(こんぴらさんを信仰する人達の集まり)を基礎として金刀比羅の大神さまと教祖 厳魂彦命の恵みをより多くの人々に受けていただき、また、教祖の教えを後世に伝えられたら、との思いで、「金刀比羅本教」を設立しました。

昭和41年7月17日、金刀比羅本教設立の役員会を開き、昭和42年5月3日、金刀比羅本教立教奉告祭をご本宮と厳魂神社にて齋行し、昭和44年8月5日、金刀比羅本教の宗教法人としての認証を得ました。

現在、金刀比羅本教では、2代目管長 琴陵容世のもと、信徒の皆様を育むため「金刀比羅本教教師養成講習会」を1年に1度かかさず開講いたしております。

第53回「金刀比羅本教教師養成講習会」の様子


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2021年06月08日