神苑12区域のうち、「朝日岡」「小杉森」「袖岡」「藤渓」「千種台」「千歳岡」の6区域を巡るコースはちょっとした山道です。
スタート地点は大門の下、金刀比羅本教総本部の前です。
※ 金刀比羅宮には、表参道の他に裏参道があります。その表参道と裏参道の間の区域を神苑といいます。神苑は、「青葉岡」「常磐森」「待宵山」「時雨岡」「凉杜」「明野」「朝日岡」「小杉森」「袖岡」「藤渓」「千種台」「千歳岡」の12区域から成ります。
神苑12区域のうち、「朝日岡」「小杉森」「袖岡」「藤渓」「千種台」「千歳岡」の6区域を巡るコースはちょっとした山道です。
スタート地点は大門の下、金刀比羅本教総本部の前です。
※ 金刀比羅宮には、表参道の他に裏参道があります。その表参道と裏参道の間の区域を神苑といいます。神苑は、「青葉岡」「常磐森」「待宵山」「時雨岡」「凉杜」「明野」「朝日岡」「小杉森」「袖岡」「藤渓」「千種台」「千歳岡」の12区域から成ります。
スタート地点
金刀比羅本教総本部前から石段を57段下りたところに掃海殉職者顕彰碑の案内があり、北へと道が続いています。
朝日岡
その先にある広場を朝日岡といいます。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色、どれもすばらしい名所です。
掃海殉職者顕彰碑
朝日岡の西側には、掃海殉職者顕彰碑があります。
江田島兵学校の櫻
南側には、江田島兵学校の桜があります。
朝日岡から北西へ向かう道を進むと、小杉森へ至ります。
小杉森
小杉森は、杉の幹を隔てて小道が見え隠れする風情のある森です。
小杉森を過ぎてさらに北西の方向に進むと、途中緩和な曲り道となり、袖岡に至ります。
袖岡
袖岡の一帯は、桜とカエデが植栽され、春秋にはぜひ訪れたい名所です。
藤渓
袖岡から西へ進むと、藤の茂る小渓に至ります。この一帯を藤渓といいます。藤は数百年を経た紫藤です。
西端に橋があり、道は東に折れます。橋の傍の水辺では、ヤゴなどの水中生物がみられます。
藤渓から東へ進むと、途中に老杉と春日燈籠があり、道は二手に分かれます。
右側の道を進むと、大きなキンモクセイのある分かれ道に至ります。
鏡池
そこで右側の道を進むと、丸い池のある広場に至ります。この一帯を千種台といいます。丸い池は、直径約15メートル、「鏡池」といいます。池越しに琴平山を望むと、水面に山が映ります。千種台は東西に四段になっています。鏡池は二段目にあたります。
桜並木
鏡池の下の一段目は桜並木の広場です。あまり知られていない桜の名所です。
逆木門礎石
鏡池の西側に石段が二つあります。その石段のある土手沿いに、逆木門礎石が4つあります。これらは、明治12年(1879)に賢木門を改築する際に移された古い礎石です。
日時計
鏡池より向かって左側の石段を上ると、千種台の三段目にあたる広場にでます。広場には日時計の跡と思われる十時型の石があります。
掬翠亭
鏡池より向かって右側の石段を上ると、左手に庭があります。かつて掬翠亭と呼ばれた茶庭の跡です。ここが千種台で一番高い四段目です。
芭蕉句碑
掬翠亭に行く途中、左手に芭蕉の句碑があります。
花の陰 硯にかはる 丸瓦
千歳岡の小径
鏡池から北東に続く道を進むと、千歳岡に至ります。千歳岡には、図書館・学芸館があります。また、千歳岡から待宵山へ向う道は、散策の名所ともいうべき小径です。
図書館
図書館の蔵書は5万冊以上で、一般の方も利用できます。東宮殿下御渡欧記念として建築され、大正11年(1922)11月18日に竣工、同12年(1923)2月11日に開館しました。
書架の他に、講堂・客室・閲覧室などを備えます。
琴陵光𠘑銅像
図書館の前には、第20代宮司琴陵光𠘑の銅像があります。琴陵光𠘑は、明治31年(1898)の宮司就任以来、昭和17年(1942)の退職まで40余年間、境内の整備、宝物館・図書館・学芸館の設立など、観覧施設に力を尽くしました。また、20有余の役職を兼ね、社会事業に貢献しました。この銅像は、その功績による正四位勲四等を顕彰するため、昭和42年(1967)に建設されました。
学芸館
図書館の東側に学芸館が隣接します。多数の学芸参考品を収蔵しています。昭和11年(1936)に図書館付属参考館が増改築され、「学芸館」と改称されました。
旧鞠懸
学芸館の敷地内には、旧鞠懸があります。その昔に蹴鞠が行われていた場所です。現在は表書院前庭にて行われます。
合田丁字路句碑
学芸館の玄関前には、金刀比羅宮の山麓に生まれた俳人合田丁字路の句碑があります。
金ぴらの
祭のあとの
紅葉晴
馬場
図書館・学芸館の南側にある大きな広場は、当宮の馬場です。乗馬の練習などをする所です。
平戸ツツジ
馬場の北側の土手には、奉納された平戸ツツジ100本が植えられています。
琴平の町
馬場から東へ下れば、琴平の町に至ります。