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御本宮
参拝ガイド
1段目
表参道から御本宮までの石段は全785段、片道30分ほどです。土産物屋、うどん屋、旅館などが並ぶ門前町の通りから石段は始まります。
一之坂
113段目から大門までは特に急な石段とな り、「一之坂」と呼ばれます。
灯明堂
一之坂の途中に、重要有形民俗文化財の灯明堂があります。安政5年(1853)、備後国因之島浦々講中の寄進により、船の下梁を利用して建てられました。灯明堂の中には、夜の参道を照らす多数の釣燈籠が吊り下げられています。
琴陵宥常銅像
第19代宮司 琴陵宥常(1840-1892)の銅像です。琴陵宥常が創立した帝国水難救済会の30周年記念として、昭和2年(1927)に建てられました。銅像の前には「帝国水難救済会救難具」の陳列所があります。
金刀比羅本教総本部
金刀比羅本教の教祖、金毘羅大権現の第4代別当職 金剛坊宥盛(厳魂彦命)は、遠く東北地方まで国内を巡り、金刀比羅大神様の御神徳を広め、多くの人々の救済に生涯をささげました。金刀比羅本教総本部では、金刀比羅大神様を主祭神とし、教祖立教の志を頂き、全国で信者を教化育成する教師の講習会などを開催しています。
大門
大門は金刀比羅宮の総門です。水戸光圀の兄である讃岐国高松藩主 松平頼重から寄進されました。楼上に揚げられた「琴平山」の額は、有栖川宮熾仁親王殿下の御筆です。大門から先は神域であり、国の名勝・天然記念物に指定され、瀬戸内海国立公園に含まれています。
桜馬場
大門から150メートル程続く石畳の道は、桜馬場と呼ばれます。春、爛漫に咲いた桜が道の両側から枝を交えるお花見の名所です。
青葉岡
桜馬場の右手には宝物館と金毘羅庶民信仰資料収蔵庫があります。宝物や美術品が展示されています。
こんぴら狗の銅像
こんぴら狗の銅像は、イラストレーターの湯村輝彦さんのデザインです。江戸時代、犬が飼い主の代わりに金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)へお参りする風習があり、「こんぴら狗」と呼ばれました。飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入った袋を首にかけた犬が、旅人から旅人へと連れられ、街道筋の人々に世話をされ、金毘羅大権現にたどり着いたのです。
高橋由一館
高橋由一館では、「日本洋画の開拓者」と称される高橋由一の作品27点を常設展示しています。第19代宮司 琴陵宥常(1840-1892)が高橋由一の画塾を支援するために購入したものです。
社務所門
社務所門は書院の入口です。社務所が書院に付属していた頃の名残で「社務所門」と呼ばれます。書院では円山応挙の襖絵などをご覧になれます。
木馬舎
木馬舎は、慶安3年(1650)讃岐国高松藩主 松平頼重から献納されました。木馬は京師田中環中斎弘教宗圓の作です。
カフェ&レストラン 神椿
木馬舎の隣、玉垣と石畳の広場の地下に資生堂パーラー「カフェ&レストラン 神椿」があります。皆様にゆっくり休憩していただくためのカフェと、銀座資生堂パーラーの料理をお召し上がりいただけるレストランが備わっています。
祓戸社・火雷社
祓戸社の御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神です。罪穢を祓い清める神様です。
火雷社には、火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神に座して、八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神が合祀されています。鎮火・消防の神様、疫病を防ぎ止める神様です。
旭社
旭社の御祭神は、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・八百万神です。この大きな社殿は、40年の歳月をかけて弘化2年(1845)完成しました。上層の屋根裏には巻雲が、そして柱間・扉には人物・鳥獣・草花が彫刻されています。どれも稀に見る華麗な装飾です。旭社は、天保時代の芸術の精華を集めた建物なのです。楼上に掲揚された「降神觀」の額は、清国の翰林院侍讀探花及第王文治の筆で、同国の劉雲臺の献納です。「旭社」の扁額は、正二位綾小路有長の筆です。
賢木門
「賢木門」(さかきもん)はその昔「逆木門」と書きました。長曽我部元親により献納されたのですが、建築の際に一本の柱が逆さまに取り付けられてしまい、「逆木門」(さかきもん)と名付けられました。 明治12年(1879)の改築の際に、「逆」の字を嫌い「賢木門」と書くようになりました。「賢木門」の扁額は、有栖川宮熾仁親王殿下の御筆です。
遙拝所
遙拝所は、伊勢神宮や皇陵を遙拝する所です。神籬殿と拝殿からなります。
真須賀神社
真須賀神社の御祭神は、建速須佐之男尊と、その后神である奇稲田姫尊です。八俣大蛇退治の天叢雲剣の神話に登場する勇武絶倫の神様であり、大国主神の御祖神です。
御前四段坂
御前四段坂は、133段の石段です。各数十段の4段階になっています。ここを上りきれば御本宮です。途中に御年神社と事知神社があります。
御年神社
御年神社の御祭神は、大年神・御年神・若年神です。穀物の守護神です。大年神は建速須佐之男尊の御子、御年神は大年神の御子、若年神は御年神の御弟神の御子です。
事知神社
事知神社の御祭神は、積羽八重事代主神・味鉏高彦根神・加夜鳴海神です。この三柱の神様は大国主神の御子神です。積羽八重事代主神は、一般に商売繁昌の夷さまとして広く信仰されています。
御本宮
御本宮は、石段785段目、海抜251メートルに鎮座します。御本宮の御祭神は、大物主神と崇徳天皇です。古来から農業・殖産・医薬・海上守護の神として仰がれています。
御本宮の社殿の創建については分かっていません。長保3年(1001)、一條天皇が藤原實秋に勅し社殿を改築したことまでは分かっています。その後、元亀4年(1573)の改築、天正年間(1573-1592)の長曽我部元親による再営を経て、万治2年(1659)の讃岐国高松藩主 松平頼重による改築に至り、明治11年(1878)の改築で現在の社殿となりました。
展望台
御本宮の前の広場は展望台になっています。讃岐平野の向こうに瀬戸大橋や讃岐富士などを一望できます。