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宝物館
宝物館は、文部省技師の久留正道の設計により明治38年(1905)に建てられました。香川県広島産の花崗岩である青木石で造られた二層建、屋根は入母屋造の瓦葺、玄関は唐破風造(からはふづくり)の銅板葺、という和洋折衷の重厚な建物です。
初期は「金刀比羅宮 博物館 一号館」という名称でした。明治27年(1894)に片山東熊によって建設された奈良国立博物館と同じく、我が国最初期の博物館です。久留正道は明治26年(1893)のシカゴ万博で日本館を設計しています。これを見てフランク・ロイド・ライトは日本建築の良さを認識したといわれています。
館内には金刀比羅宮の宝物が陳列されています。「十一面観音立像」(重要文化財)、「象頭山社頭並大祭行列図屏風」(重要有形民俗文化財)は特に有名です。
令和2年10月2日~12月中旬ごろ(未定)まで、「甲冑 松平頼重奉納」と「甲冑 松平頼聰奉納」を香川県立ミュージアム「語る武具 ARMOUR&STORIES」展(会期:令和2年10月24日~12月6日)に貸し出します。
通常展(10月9日〔水〕〜30日〔水〕/12月2日〔月〕〜当分の間)の展示内容は次の PDF をご覧ください。
PDF 宝物館《通常展》『金刀比羅宮 宝物館 令和6年度 第二期 常設展「金刀比羅宮収蔵品 宝物の数々」令和6年10月9日~』
企画展『常設展示+伊藤若冲の障壁画「百花の図」一部展示』(11月1日〔金〕〜30日〔土〕)の展示内容は次の PDF をご覧ください。
PDF 宝物館《企画展》『常設展示+伊藤若冲の障壁画「百花の図」一部展示』
博物館施設のスケジュール・・・開館時間・入場料などはこちらをご覧ください。
宝物館の場所(Google マップ)
重要文化財「十一面観音立像」
平安時代の作で、檜材の一木造、像高 1,440mm。
元は金刀比羅宮の別当寺金光院の観音堂の本尊でした。台座および持物は失われていますが、全身の彩色がよく残っています。 温和で端正な顔容、彫り深く、よく整理された衣文など、県内仏像のうちでも優作のひとつです。
重要有形民俗文化財「象頭山社頭並大祭行列図屏風」
元禄15年(1702)の本社屋根葺き替えを記念して、元禄末に描かれたと伝えられています。通称「祭礼図屏風」。
金毘羅大権現の大会式(例大祭)当日の様子が描かれた六曲一双の屏風で、左隻には境内の様子が、右隻には頭人行列が練り歩く門前町の様子が描かれています。
博物館施設のスケジュールや展示内容は予告なく変更になることがあります。確実にご覧になられたい場合は、お手数ですが、事前に社務所にご確認下さい。
電話:
0877-75-2121
(社務所)
ファクシミリ:0877-75-2125(社務所)
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(C) KOTOHIRA-GU 23-Oct-2024 21:14