金刀比羅宮 | 御神馬「月琴号」帰幽
令和7年1月1日
御神馬「月琴号」帰幽
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月琴号は2008年(平成20年)に3歳で、崇敬者 篠原操様より、金刀比羅宮に奉納され、以来17年弱に亘り、お宮の御神馬として御奉仕して参りました。
お宮に来た当時の月琴号は、まだ小さく、か弱い雰囲気でしたが、年々大きくなり御神馬らしくなっていきました。
性格は温厚で気の弱いところもあり、普段から甘えん坊で、時にはイタズラ好き、イタズラが過ぎて怒られると直ぐに反省した態度を取るのですがまたイタズラをする。本当に人間の子供のような可愛らしい馬でした。
しかし、ひとたび自分の出番(例大祭や撮影など)になると自分の役目を理解しているのか、お利口に仕事をこなしてくれていました。
トレードマークはフサフサの前髪とたてがみ、綺麗に伸びた艶やかな尻尾です。手入れは大好きで、身体をブラッシングしたり、たてがみや尻尾を洗ってやってると気持ちよさそうにしていました。
気が弱いところが災いして、お参りの皆さまが増える時期(ゴールデンウィーク、お盆、お正月)に体調を崩して腹痛(馬用語では疝痛(せんつう))を起こすことが何度かありました。
今回、それが起因したのかは解りませんが、昨年12月31日お昼過ぎまでは元気にご飯も食べていたのですが、14時頃に異変(腹痛の兆候)を感じ、直ちに獣医による治療を始め、夕方頃には一時復調したように見えましたが、20時過ぎ頃からまた悪くなり始め、懸命な治療のかいも無く、本年1月1日の早朝に息を引き取りました。
職員一同、謹んで哀悼の誠を捧げます。
(C) KOTOHIRA-GU 17-Jan-2025 18:47